ワシントン大学医学部 今井眞一郎教授のNMNの発表
抗老化や若返りの実現として「マウス実験で「NMN」の抗老化作用が明らかに」とされています。この発表が2016年でそれから4年の歳月がたち、「安全性」が立証されたので2020年です。そしてサプリメント商品化になり、世界中で話題となっている。ということです。
ワシントン大学医学部 今井眞一郎教授のNMNの発表は
「体のエネルギー代謝にとって必須の物質であるNAD（ニコチンアミド・アデニンジヌクレオチド）の合成中間体であるNMNをマウスに1年間投与したところ、顕著で広範な抗老化作用を示すことが明らかになった」
今井眞一郎教授の研究を進める中で、NMNが様々な疾患に対して効果があるということがわかっています。実際、このグループは2011年にNMNが糖尿病に対して著しい効果があることを発見しました。その後もアルツハイマーや心不全など他の疾患にも効果があると報告されています。
一番大きな成果として
NMNを経口投与（口から飲む）ことで結果が出るということです。マウス実験では1年間のみ続けて、マウスは若返っていたと報告されており、安全性が保たれれば人間でも問題なく効果がありということでした。
2020年｢老いは自然なもの｣と考える人の決定的誤解
2020年NMNの安全が確認されたのち
2020年9月28日の東洋経済オンラインの記事
大阪大学大学院・生命機能研究科 仲野 徹 教授に記事で「老化を引き起こすたった1つの原因であるというのがシンクレアの考え」老化のキーとなる分子であるサーチュインの働きが衰えることが、老齢に特有の病気を発症する大きな理由の1つとされています。
そしてサーチュインの活性化には、NADの前駆体であるNMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）や、赤ワインなどに含まれるポリフェノールとして有名なレスベラトロールが効くと説明されていました。
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身近な物質NMN
超高齢化社会に突入した日本。そんな中、注目を求めているのが「健康」です。そして、若々しさや健康の維持を目指す人々のための物質として世界中の研究者から注目されているのが、NMN（ニコチンアミド・モノヌクレオチド）です。
NMNはビタミンB3に含まれる物質で、あらゆる生物の体内に存在します。食品では、枝豆・ブロッコリー・アボカド・トマトなどに含まれている身近な物質です。
NMNの働き
NMNはサーチュインという特定の分子を活性化するNAD（ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド）という生体内物質の前駆体です。NADは加齢に伴い減少してしまいますが、食事などから積極的に取り入れることで健康的な身体を維持することが期待されています。しかしNADを経口摂取しても分解されてしまい吸収されないため、その前駆体であるNMNの摂取が注目されているのです。
研究が進むNMN
日本では2015年にテレビ番組で健康の維持に不可欠な物質として紹介されたことがきっかけで有名になりました。2020年1月、世界で初めて有名大学の日米共同研究グループがNMNの人への安全な投与を確認したことを明らかにしています。